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リーンローンチパッド実践チームが技術シーズ選抜育成に続いてSTART「プロジェクト支援型」採択案件も獲得!

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先月リーンローンチパッドが大学の助成金獲得の秘密兵器になるという報告ではSTARTプログラムのうち技術シーズ選抜育成プロジェクトの成果(採択9件中2件がリーンローンチパッドの成果)をご報告しました。

今度は同じSTART(大学発新産業創出)プログラムの「プロジェクト支援型」というベンチャーキャピタルを主とする事業プロモーターという専門家が研究者のチームと共に事業の立ち上げまで並走するという、より大規模な助成プログラムに採択された件をご報告します。

私達ラーニング・アントレプレナーズ・ラボ株式会社が早稲田大学で支援したNICEBOT(ナイスボット)は、同学助教のAlexander Schmitz氏を中心とするロボット研究者のチームで、「やさしいロボットアーム=NICEBOT」の開発に取り組んでいます。駆動機構や表面を覆うセンサーの工夫により、狭小スペースでの人間と協働を実現する画期的な技術の事業化に取り組んでいます。

彼らは昨年リーンローンチパッドの成果を活かしてSTART「技術シーズ選抜育成プロジェクト(ロボティクス分野)」に採択されていましたが、その後も技術開発と並行して地道な顧客開発に取り組んだ結果、当初想定していた「優しさ」に加え、中小工場における受託生産で頻繁に変わることが前提となるロボットアーム軌道の制御を劇的に簡易化することで「易しさ」に対するニーズが切実であることを突き止め、初期顧客の特定に至った、という顧客開発のお手本通りの成長を遂げた結果、外国人ばかりのチームでありながら大規模な助成プログラムを勝ち獲って事業化に前進するという素晴らしい成果を挙げたのです。

今年度のこのプログラムには全部で88件の応募がありましたが、NICEBOTは見事にわずか3案件の採択枠に入り、野村ホールディングスさんという事業プロモーターの支援を受けながら事業化に邁進することになります。

nicebot-1

私達も足掛け2年にわたってお手伝いしてきた若い研究者チームが見事に事業化に進む成果を挙げたことにますます自信を深めています。

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