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リーンローンチパッド実践チームがSTART「プロジェクト支援型」案件でさらに採択されました!

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9月、10月とリーンローンチパッドが大学の助成金獲得の秘密兵器になるという報告ではSTARTプログラムのうち技術シーズ選抜育成プロジェクトの成果(採択9件中2件がリーンローンチパッドの成果)およびプロジェクト支援型プロジェクトで都合3件をご報告しました。

私達ラーニング・アントレプレナーズ・ラボ株式会社が、早稲田大学に続いて大阪大学で支援した液晶レンズプロジェクトは、同学の澁谷義一氏を中心とするチームで、液晶レンズを活用した度数可変メガネの開発に取り組んでいます。フレネル型大口径レンズにより度数が可変コントロールできる画期的なメガネの事業化に取り組んでいます。

ラーニング・アントレプレナーズ・ラボ株式会社とチームのつきあいは2015年度の大阪大学EDGEプログラムリーンローンチパッドで、それまでは厚み一定のなかで可動部品を減らせるというメリットを活かす観点からスマートフォン向けのカメラレンズを対象として開発をしていました。

このチームが顧客開発に取り組む過程で、まず白内障の手術を受けた人(=眼内レンズは単焦点ゆえ手元か遠方の一点にしか焦点をあわせられず、日常生活ではめまぐるしくメガネをかけたり外したりする必要がある不便を抱えている)向けに一本のメガネで手元も遠方も見えるレンズに対するニーズがある点に着眼しました。さらに顧客開発に精力的に取り組んだことで見えてきたのは、白内障の手術を受けた人よりもさらに切実なニーズを抱えるセグメントとして「成長期にあって視力が安定しない弱視児童」がいるということだったのです。

こうしたピボットを踏まえて事実に裏付けられた事業化可能性を示したことで、見事大規模な事業化支援予算を勝ち獲ったわけです。これからは360ipジャパン株式会社という事業プロモーターの支援を受けながら事業化に邁進することになります。

私達が早稲田大学に続いて、大阪大学でお手伝いした研究者チームでも、見事に事業化に進むチームが現れたことにますます自信を深めています。

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